ソーシャルメディアとの付き合い方について考えた。
初めてGREEに招待されたときに、なんだこれは!って感じだった。知り合いを探したり、気になる子を探したりしたもんだ。
そのころ、Facebookがアメリカの大学でじわじわ浸透していたそうだけど、TAMUにその波は来ていなかったと思う。Graduate Schoolだったというのもあるだろうけど。
修了後入った外資の会社では、全くSocial mediaなんて話はなく、2009年に辞める直前までほとんど関心もなかった。
2009年7月にTwitterは始めたときはまだ健全だった。知り合いがやっていたらちょっと絡んでみたりって程度で。やっていて楽しかったし、ワクワク感が大きかった。
徐々に知り合いも増えて、Facebookもやりだして、web屋としてはそれらの活用方法を考えては開発してきた。
ソーシャルメディアのお陰で出会った人たちも多く、とても感謝している。
でもそれが徐々に重くなってきている。いろんな人がいるもんだな、と思う。
逐一活動をアップするような人もいれば、イイネしかしなかったり。ちょいちょい絡んでくれたり。
そうして、だんだん感覚が狂ってきた。リアルで会うときの新鮮な感じが失せ、初めて会う人でも「あーあの人」みたいな先入観があった上で会ってしまう(会う前にやっているか調べちゃうことだってある)。
さらには、あの人は今なにをしているんだろう?とか、あの発言の意図は?とか考えだすときりがなくなる。しかもFacebookでは誰がなにでログインしているかも見えちゃうし、どこから投稿したかも場合によっては分かっちゃうわけで。Foursquare/Swarmで今どこにいるかもわかっちゃう。ストーカーになりかねなくて怖い。断片的な情報だけを見ると邪推したくなるし。
以前は暇だったからソーシャルメディアで時間を潰していたのが、暇でもなく、リアルで人と会っているときでさえソーシャルメディアに投稿したり。
そんなときの、一緒にいる虚無感が耐えられない。何か目的があって投稿するのならまだしも、近況報告をその場でされるのは、嫌だ。
実生活でも、そんなソーシャルメディアの通知が鳴っては気になってしょうがなくなる。これがじわじわと生活に悪い影響を及ぼしている。
実生活に集中できないというか、ソーシャルメディアが気になって実生活を楽しむ気が減ってくる。
こう感じることがこのところ定期的にあるんだけど、自分の価値観が崩壊する前に自衛しなければならないと感じている。そうはなりたくないので、ソーシャルメディアからはちょっと距離を置こうと思う。
とは言っても、見ないわけでも投稿しないわけでもなく、social media関連のnotificationは全て消しただけだけど。